
家族のために始めたのに、原材料を見て、また調べて…気づいたら買い物そのものに疲れてた時期も。
でも今は、「これでいい」って思える基準をもてるようになりました!
「子どもに食べさせるものだから、無添加がいいのかな」
「でも、調べれば調べるほど、なにを買えばいいかわからない…」
スーパーで裏の原材料を見ては、また戻して。
気づけば、買い物そのものに疲れていた。
同じこと、感じたことありませんか?
私も一人目が生まれたころは、「できるだけ無添加にしたい」と必死でした。
でも、気になるものが増えれば増えるほど、選べなくなっていったんです。
先に結論をお伝えすると、
無添加は、全部を完璧にしなくて大丈夫です。
よく使うもの・気になるものから少しずつ選ぶ。
それだけでも十分だと、今は思っています。
この「全部じゃなくていい」という向き合い方が、私が思う"ゆる無添加"です。
「無添加」ってそもそもどういう意味?
まず、言葉の整理から。
「無添加」は、特定の食品添加物が使われていないという意味で使われます。
ただし、ひとくちに無添加といっても中身はさまざまで、こんなふうに呼ばれることもあります。
- 完全無添加…食品添加物が一切使われていないもの
- 一部無添加…原材料の一部だけが無添加のもの
パッケージに大きく「無添加」と書いてあっても、
それが「何に対しての無添加なのか」は、商品によって違うんです。
実は、この表示については消費者庁がガイドラインを定めていて、
「無添加」「不使用」と表示する場合には、何が使われていないのかを明確にする必要があるとされています。
このガイドラインは、消費者庁が令和4年(2022年)3月30日に策定したもので、
食品表示基準のQ&Aの別添として位置づけられていて、
単に「無添加」とだけ書かれていて何の添加物を使っていないのかがわからない表示は、
表示禁止事項に当たるおそれがあるものとして整理されています。
ガイドラインでは注意が必要な表示が10のパターンに整理されていて、
食品をつくる事業者は、2024年3月末までを目安に表示を見直すよう求められました。
ただし、「無添加」と書くこと自体を禁止するものではありません。
とはいえ、買い物のたびにここまで考える余裕なんてないですよね…。
だからこそ、知識を増やすことより「自分の基準を決めること」のほうが大事だと思っています。
無添加=安全、添加物=悪、ではありません
ここ、私がいちばん伝えたいところです。
無添加を意識しはじめると、「添加物は全部避けなきゃ」という気持ちになりがちです。
…私もそうでした。
でも、添加物にはそれぞれ役割があります。
たとえば、お豆腐を固めるために使われる"にがり"も、分類上は添加物のひとつです。
保存性を高めて、食中毒を防いでくれているものもあります。
食品添加物は、安全性について評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って国において使用を認めている
出典:消費者庁「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」(2026年10月14日閲覧)
逆に、「無添加だから絶対に安心」とも言い切れません。
保存料が入っていないぶん、日もちがしなかったり、保存方法に気をつける必要があるものもあります。
同じガイドラインでは、「体にいいから無添加」「安全だから無添加」のような表示は、誤解を招くおそれがあるものとして挙げられています。

家族のために始めたはずなのに、いつのまにか「ちゃんとやらなきゃ」に追われてしんどくなった。
その経験があるからこそ、今のゆるさのほうがわたしにはちょうどよく続いてます!
私が疲れてしまったのは、買い物の時間そのものでした。
スーパーで裏の原材料を見て、気になるものがあったら棚に戻して。
これも買えない、あれも買えないってどんどん悩む時間が増えていくんです。
それを繰り返しているうちに、買い物そのものがしんどくなって。
家族のために始めたことだったのに、いつのまにか「ちゃんとやらなきゃ」に追われていました。
力が抜けたきっかけは、大きな出来事ではなくて。
しんどくなるなら「全部はやらない」と決めたこと、それだけです。
大切なのは、ゼロか100かで考えないこと。
「知ったうえで、自分が納得できるかどうか」を基準にする、たったこれだけです。
全部じゃなくていい。よく使うものから選ぶ

じゃあ、どこから選べばいいのか。
私がおすすめしているのは、この順番です!
1. 毎日使うもの
醤油、味噌、だしなどの調味料は、毎日少しずつ使うものです。
使う頻度が高いものほど、変えたときの影響も大きくなります。
一度買えばしばらく使えるので、切り替えのハードルも低めです。
2. 子どもがよく食べるもの
おやつ、パン、ウインナーなど、子どもが気に入ってよく食べるもの。
「これ、うちの子よく食べるな」というものから見直すと、安心と納得感があります。
3. 自分がいちばん気になるもの
ママ自身が「これはちょっと気になる」と感じるもの。
その感覚も、判断材料として大切だと思っています。
参考までに、私がいま優先しているものを書いておきます。
優先しているのは、調味料。 毎日よく使うものは、国産・原材料にもこだわりちょっといいものにしています。
逆に、たまのお菓子は気にしすぎないようにしています。
外食する日も、お友達と一緒に食べるときも同じです。
この配分が、私にはちょうどよく続いています。
「ここは変えた」「ここは気にしない」が自分の中で決まっていると、買い物の迷いがぐっと減りますよ◎
「買う場所」も、全部そろえなくていい
品目と同じで、買う場所もひとつに絞らなくて大丈夫です。
私はいま、無添加寄りの食材宅配を主力にしつつ、地域のコープを月1〜2回だけ併用しています。
宅配に載っていないものや、「ここはこだわらなくてもいいかな」と思うものもあるので併用がちょうどいい。
普通のコープにも、原材料がシンプルなものはけっこうあるんですよね。
全部を無添加のお店でそろえなきゃ、と思わなくなってから、買い物がすごく楽になりました。
使っている宅配のことは、こちらに詳しく書いています。
私が原材料表示を見るときの5つのポイント
製菓衛生師として仕事をしてきたので、原材料表示はよく見るほうだと思います。
とはいえ、毎回すみずみまで読んでいるわけではありません。
私が見ているのは、この5つです!
1. 「/(スラッシュ)」以降が、なるべく少ないもの
原材料表示の中にある「/」、気づいていましたか?
このスラッシュより後ろに書かれているのが、添加物にあたる部分です。
ここが短い商品ほど、シンプルなつくりということ。
全部の表示を読まなくても、スラッシュの後ろの長さを見るだけで、だいたいの判断ができますよ◎
商品によっては「/」ではなく、「添加物」という欄を別に分けて書いていることもあります。

2. 材料がシンプルなもの
原材料の数が少ないほうが、何が入っているか把握しやすいです。
3. 自分が見て「何かわかる」材料であること
これがけっこう大事だと思っているポイント。
読んで意味のわからないものが並んでいると、そのぶん判断もできませんよね。
4. できれば国産の材料
産地が書いてあるものは、ひとつの安心材料になります。
5. 人工甘味料や保存料が、なるべく少ないもの
ゼロでなければダメというわけではなく、「なるべく」というのがポイントです。
ちなみに原材料表示には「人工甘味料」とは書かれていなくて、「甘味料(○○)」のように、用途と名前がセットで書かれています。

こう並べると細かく見えるかもしれないけど、毎回ぜんぶ見てるわけじゃない。
気になったときだけ裏を見てみる、くらいの感じです!
この5つも、毎回全部チェックしているわけではありません。
はじめて買うものだけ見て、定番になったらもう見ない。
そのくらいの気楽さで続けていますよ。
「全部変える」と「よく使うものから変える」の違い
同じ無添加でも、進め方によって続けやすさは大きく変わります。
| 全部変えようとすると | よく使うものから変えると | |
|---|---|---|
| 買い物 | 一つひとつ表示を確認して時間がかかる | 定番が決まると迷いが減る |
| 気持ち | 選べなかった日に罪悪感が残る | 「ここは変えた」と思える |
| 家計 | 一気に変えると負担が大きい | 少しずつなら調整しやすい |
| 続けやすさ | 疲れて途中でやめてしまいがち | 無理がないので続く |
無添加を続けるうえでいちばんもったいないのは、頑張りすぎて、途中でやめてしまうことです。
具体的な選び方の基準を知りたい人へ
この記事では「考え方」を中心にお話ししました。
実際に商品を選ぶときの基準や、表示の見方をもう少し詳しく知りたい方は、
こちらの記事にまとめています。
よくある質問
Q. 無添加って、どこまでこだわればいいですか?
決まった正解はありません。
毎日使うものから始めて、負担にならない範囲で広げていくのがおすすめです。
「今日は選べなかった」という日があっても大丈夫ですよ。
Q. 添加物は全部避けたほうがいいですか?
添加物にはそれぞれ役割があり、一概に避けるべきとは言えません。
気になるものを知ったうえで、自分が納得して選べることのほうが大切だと思っています。
Q. 無添加とオーガニックは同じですか?
別のものです。
無添加は「食品添加物が使われていない」こと、
オーガニックは「有機栽培された農産物」を指すことが多く、
基準も認証もそれぞれ違います。
ちなみに「有機」「オーガニック」と表示できるのは、有機JASマークがついたものだけです。
Q. 市販のものを使う日があってもいい?
もちろんです。
外食する日も、市販品に頼る日もあっていいと思います。
毎日の中で、無理なく続けられるところを整えるほうが、結果的に長く続きます。
まとめ
- 「無添加」は商品によって範囲が違うので、表示を見て確認するのが基本
- 無添加=絶対安全、添加物=悪、という単純な話ではない
- 選ぶなら「毎日使うもの」「子どもがよく食べるもの」から
- 全部を完璧にするより、続けられることを優先していい

ゆるくていいと思ってます。続くほうが、ずっと大事だから!
無添加を意識することは、家族を大切に思っている証拠だと思います。
でも、そのために毎日の買い物がしんどくなってしまったら、本末転倒ですよね。
全部じゃなくていい。
今日ひとつ選べたら、それでじゅうぶんだと思っています!
参考にした資料
- 消費者庁「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」(2026年10月14日閲覧)
- 横浜市「食品添加物」(2026年10月14日閲覧)
- 江戸川区「食品表示」(2026年10月14日閲覧)
- 大阪府「加工食品の表示:添加物」(2026年10月14日閲覧)
- 農林水産省「有機食品の検査認証制度」(2026年10月14日閲覧)

